・代官山の蔦屋書店でのミニトーク&サイン会に行ってきました。
会社を定時にあがり代官山に18時20分につき蔦屋書店へ。
予約してあった「イン・ザ・ヘブン」を購入し整理券(3番だった)を受け取り会場へ。
30分前だったので3人ほどしかいなくて、一番前の席に座る事ができました。
始まるまえに、「質問のある方はあらかじめ置いてある用紙に書いてください」
とのことで、回答してもらえると嬉しんだが、と思いつつ記入して提出。
・司会は新潮社の担当編集の女性のかたでした。
「おしまいの日」を担当されてからおつき合いということで、
素子さんもリラックスした感じで話がどんどん出てきて、
エエイ、1時間は短いぞ、3時間はいけた感じでした。
・内容は、情けない事に、もうじじいなので記憶力が衰えてあまり詳細は覚えてなく
印象に残ったところ順不同でいくつかご報告します。
・デビューの頃、奇想天外のコンテストの応募など
「イン・ザ・ヘブン」について短編が書けるようになった経緯
と、このあたりは、エッセイやインタビュー記事などでお馴染な内容ですが
実際に本人の口から直接に聴くことができたのは新鮮でした。
・文体について、会話をそのまま口語体にすると小説にならないので
今の文体にするまで試行錯誤し(中学1、2年のときだって)中学3年の頃に
完成したとのこと。
誰にでも真似できそうで、出来ない理由がこのあたりにあるのかもしれない。
・句読点は呼吸だそうです。
最近の小説で2行開けも、歳取って呼吸が長くなったせいかもと言っておられました。
質問コーナー
・「星へ行く船」復刊について。
各一冊に新作短編をつけたいが、まだ全部できていない。
今、ランティエに長編が連載中のためしばらくかかりそう。
なので、いつ発売とかお答いただけませんでした。
面白いのは、当時、所長等は大人のイメージで見上げた感じだったけど
今は登場人物は自分より歳下になってしまい見おろしてしまうとの事。
・装画や装丁に関して注文するのか(これは自分が書いた質問で嬉しかったです)
美術的センスがないので編集にお任せだそうです。
ただいくつかのイラストを観て選んだりもするそうです。
あ〜、もっとあるのに思い出せません
・この後サイン会となりました。
で、妻の実家がペットショップを営んでいて毎年「犬猫のカレンダー」を
配るのですが、サインしていただいたときに、「よろしければ使ってください」と
お渡しして、受け取っていただきました。
どこか部屋の片隅でもいいのでかけていただいて、素子さんの目にとまれば
こんなに嬉しい事はありません。
・1時間弱のトークでしたが中身が濃く本当にとても楽しい時間でした。